雨のち晴れ

北海道在住。緑色のハムスターだハム

「海賊とよばれた男」を読んで

海賊とよばれた男」著:百田尚樹

を読みました。
出光興産の創業者、出光佐三をモデルに書かれ人間尊重を貫き日本、世界の人々の為に生涯を捧げた男の物語です。

 

出光佐三をモデルとした主人公国岡鐡造、国岡商店の社員達が、日本の為、人々の為に様々な苦難にも負けずに立ち向かう姿に涙なくして読めませんでした。
特に印象に残ったのは、国岡商店の社員達でした。国岡鐡造に絶対の信頼を置き、会社の為だけではなく日本の為にその身を犠牲にする。このような人達が居たからこそ日本は戦後立ち直ることができたのだと実感させられました。
戦争を経験した人々の強さ、今の日本からは消え失せていっているような気がします。
自分が苦しいとき辛い時に、国岡商店の店員達のような人がいたということを思えば、何だって頑張っていきそうな気がしました。
 

 

 

 

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)